Match Prediction / Premier West Ham United vs Leeds United

Footballic Match Preview

Premier League ウェストハムユナイテッドvsリーズユナイテッド

前節のウェストハム戦は「勝てる要素がない」と結果だけは当たったものの得点まで当たるには至らず。
簡単に当てられたら今頃大金持ちになる可能性があるわけで、当たらないからこそ面白いし、予測と実際の試合での差分を目にして、新たなサッカー観が得られると考えると、こういうことをやっているのは自分のためには無駄ではないかな。と思います。

前節から9日間あると余裕しゃくしゃくでいたらあっという間に試合当日。
かいつまんで予想します。

出張がリーズ贔屓の当サイトが、なるべく平たく試合を予想していきます。

データ、ここ最近の両チームの調子などを見ながら、当日の予想を展開します。

振り返り

前回の両者対戦は昨年末12月10日、エランドロードの試合。
リーズが圧倒的にポゼッションをするも、効果的な攻撃からウェストハムが2ゴールを決め1-2でウェストハムが勝利。
選手個々の技術力とプレミアでの経験値の差が出た試合でした

ウェストハムは年明け以降上位陣にこそ敗れていますが、中堅以降のチームには負けなしで現在7位。
一方のリーズは相変わらず出入りの激しい試合が続き、目標でもあるトップハーフ陥落の11位。
今節もトップハーフに向けた戦いとなります。

予想

直近のリーグ戦5試合を比較してみると、
 ・ウェストハム:WDWWL
    ・リーズ:WLLWL

ウェストハムの強みはトップハーフアンダーのチームからは確実に勝点を獲得できるしないところだろう。
前節も堅守の首位マンチェスター・シティと好ゲームを展開しながらもサイドを崩されて決勝点を奪われてしまいました。
とはいえ失点シーンでもしっかりとゴール前の人数は揃っていましたので、シュートに対しての寄せを早くということが90分継続出来ればかなり手強いです。
失点平均もリーグ戦で1.19、ホームでは1.15ということで、ホームでより手強い相手ということがわかります。

一方のリーズは大味な試合が多く、失点平均はリーグ戦で1.69、アウェイでは2.08。
得点はウェストハムのリーグ平均/ホーム平均は1.54/1.62、リーズは1.65/1.85。

前節のアストンヴィラ戦同様、両チームともに失点する可能性が高いのが今節と見ます。

データを見ていくと、ウェストハムの得点の60%は後半と偏っており、その内の半数は75分〜90分となっています。
一方のリーズは0-15分の得点が19%で、70%が後半となってこちらも偏っています。

失点に関してはウェストハムの失点の半数以上が61分以降となっており、リーズは半数近い43%が0-30分となっています。

これらから見ると、リーズが優勢に試合を運ぶには前半30分まで持ち堪えられ、かつ先制点を早い時間に取れることが条件になりそうです。
逆を言えば前半30分までの攻防がこの試合の趨勢を決することになるかもしれません。

で予想と言うと・・・

◎本命:2-2 ドロー
○対抗:2-1 ウェストハム勝利
▲大穴:1-2 リーズ勝利

いずれにせよ、追う形のゲームになるとリーズの迫力は増しますが、ウェストハムを逆転するまでは厳しいのではないかと思います。

観戦ポイント

リーズは最終ラインにジョレンテが戻ってきてからは守備がだいぶんと安定しました。
今節フィリップスが戻って来れれば、ジョレンテとフィリップス、自陣深いところからのビルドアップの起点がふたつできるようになりますので、攻撃へのトランジションでもかなりの安定が見込まれます。
しかしながら、フィリップスの怪我が完調なのか、と言う点については細かな情報がない上に、この週末のU23の試合に出てもいないため、この試合で出場させるのか、という点が攻守において大きなポイントになりそうです。

ウェストハムは相手なりに採用フォーメーションも変えて臨んできますが、不動なのはライスとソウチェクの2セントラルMFです。
攻撃において彼らがパスの起点になる、というよりは守備面でのクレバーさが光るコンビという印象です。
両者がバランスをとって中盤の左右をしっかりとカバーし合う形で中盤でのフィルターとして機能します。
最終ラインの構成が3枚であろうが4枚であろうがこの二人の組み合わせは盤石なので、いかにしてこの中盤のフィルターをかい潜れるかがポイントになりそうです。
攻撃面ではこの冬補強したリンガードが5試合3得点としっかり結果を残しており、持ち前の運動量で攻守両面で大きく貢献しています。
4-4-2の使い手として評されることが多いモイーズ監督ですが、ここ最近は3-5-2でしっかりと守って速攻で相手を陥れる堅守速攻型で結果を出しているだけに、この試合も守備からしっかりと入ったサッカーを展開するものと思われます。

ウェストハムのバイタルでライス、ソウチェクのポジションをずらすような動きをバンフォード、ロバーツが取れるのか。
そこにクリヒやラフィーニャが入ってボールを受けられるのか。
中盤の駆け引きが注目ポイントになりそうですが、リトリートの速いウェストハムだけに、守備を整える前にどれだけ早く展開ができるのか、という点も注目になりそうです。
その点では、リーズ側の視点ではフィリップスの出場可否と出来如何で流れが大きく変わりそうです。

Match Prediction / Premier League Leeds United vs Aston Villa

Footballic Match Preview

Premier League リーズユナイテッド vs アストンヴィラ

出張があったとはいえ、1日4投稿ってやっぱりだめね。
投稿も仕事も先延ばしにせず少しずつでも前に進めましょう・・・。

リーズ贔屓の当サイトが、なるべく平たく試合を予想していきます。
データ、ここ最近の両チームの調子などを見ながら、当日の予想を展開します。

振り返り

前回の両者対戦は昨年10月24日、アストンヴィラホームの試合。
あれよあれよとバンフォードが後半にハットトリックを決めて3-0でリーズが勝利。
ただしヴィラはその後立て直して堅実な守備から現在8位。
リーズは出入りの激しい試合が多く、その後塵を排して10位。
リーズにとってはトップハーフを確実にするための戦いが続きます。

予想

直近のリーグ戦5試合を比較してみると、
 ・アストンヴィラ:WLWDL
    ・リーズ:LWLLW

アストンヴィラの強みは連敗をしないところだろう。
今季ここまでの連敗は2連敗が2回のみ。
相手なりに戦える力があり、またきちんと修正して勝点を拾えるところが強み。
失点平均もリーグ戦で1.13、アウェイに限ってはしっかりと守備を固めて臨むことが0.83ということからもわかる。

一方のリーズは大味な試合が多く、失点平均はリーグ戦で1.72、ホームでは1.33となっている。
得点を見るとアストンヴィラのリーグ平均/アウェイ平均は1.61/1.42、リーズは1.72/1.58.。

基本的にはどちらも失点する可能性が高い、と読み取れる。

では今回はもう少し掘り下げてみて、それぞれのホーム、アウェイの5試合状況を見てみると、リーズは5試合で3勝2敗(8得点/3失点)でその3勝は全てクリーンシートと守備陣の状況が上向いている。
アストンヴィラはというと、アウェイ5試合は1勝1分3敗(3得点/7失点)でそのうちクリーンシートは2試合。
攻撃的に出るリーズと守備を固めて入るヴィラ、という構図が想像できる。

ではデータからもう少し見ていくと、双方の前半の得点確率はリーズ:ヴィラ=42%:50%、後半は58%:67%。
同様に前後半のクリーンシート確率を見ると、前半はリーズ:ヴィラ=42%:75%で、後半は57%:67%となる。

データ的にはリーズが勝つ見込みは極めて少ないように感じる。
勝てるとするのであれば、前半を無失点で切り抜け、後半先制点を奪って無失点で抑えるよりない。
ここ最近のホームでのクリーンシートが多いことを考えれば期待はできる。

ただ、ヴィラも上位以外には連敗しないことを考えると、拮抗した試合になるだろう。

ということで予想は・・・

◎本命:1-2 アストンヴィラ勝利
○対抗:1-1 ドロー
▲大穴:3-0 リーズ勝利

リーズが勝つなら複数得点しかなく、その勝負がつくのは後半になるかと。
逆に先制点を奪われると相当に苦しい試合運びを強いられることになりそう2

観戦ポイント

アストンヴィラが中5日で臨むのに比べてリーズは中3日。
このインターバルの差はかなり大きそう。

フォーメーションはアストンヴィラは4-2-3-1で、ジャック・グリーリッシュの出場が微妙。
前回対戦時にもフィリップスがいなかったことを考えると、リーズは4-4-1-1で中盤をストライクとクリヒで構成する形になるかもしれない。

ヴィラが両ワイドの攻撃的な選手をどう組んでくるのか、によってリーズの出方も大きく変わるだろう。
左のワイドに順応しつつあるトラオレを配してきた場合は、アリオスキとダラスを縦に並べてトラオレを封殺しにかかりにいくかもしれない。
その場合ヴィラの左ワイドはエル・ガジかグリーリッシュ。
どちらのパターンであっても相対するのはラフィーニャとエイリングで、ヴィラの左ワイドが上がった裏のスペースを、真ん中も使いながらラフィーニャで攻める、またはロバーツが流れて起点になるなどの構成が取れる。

リーズにとってみれば最終ラインにジョレンテが復帰し前節で90分こなせたことで、ストライクを前で使うこともできるし、最終ラインに入れてCBを3枚並べてブロックを作りながら前半を乗り越えて後半から勝負というオプションができた。
そのためこの試合で取れる方策は単純な4-1-4-1は取らずに、4-4-1-1のような形でスタートする可能性もあるし、前々節に結果を出したシャクルトンを起用して、ヴィラのダブルボランチの間を埋めてくる可能性もある。

この試合もやはり中盤からサイドの攻防から目を離せない試合になることは間違いないだろう。
中5日のヴィラはグリーリッシュの状況次第だが、どちらにせよトラオレがヴィラの攻撃の鍵を握るので、そこへの供給源をどう減らすのか。
対するリーズはラフィーニャが違いを生み出すだろうが、そのためには中盤でどう時間を作るかが重要になってくるので、誰を配置するのかが非常に重要になる。
クリヒかシャクルトンか、クリヒを休ませるのか使うのか。
ワイドはハリソンかアリオスキか。
用兵によってリーズの狙いは変わってくるが、鍵を握るのはヴィラのダブルボランチとそこに対峙するリーズの中盤になると予想する。

Match Prediction / Premier League Leeds United vs Southampton

Footballic Match Preview

Premier League リーズユナイテッド vs サウサンプトン

リーズ贔屓の当サイトが、なるべく平たく試合を予想していきます。
データ、ここ最近の両チームの調子などを見ながら、当日の予想を展開します。

振り返り

前回の両者対戦は2012年10月まで遡らねばならないため、今回の対戦に参考になる直近の対戦はなし。
過去2回と同様に当たらない予想を今シーズンのデータをベースに展開していきます。

ちなみにこの試合はDAZNで中継されますが、リーズにとっては珍しく日本語コメンタリが付くでしょう。
大方の注目ポイントは前節チェルシーから得点を奪ったサウサンプトンの南野選手が、「16年ぶりに昇格したビエルサの」リーズから得点するか、でしょう。

「16年ぶりに昇格したビエルサの」という枕詞はもういいよ、とファンながら思いながらもこれが事実ですから仕方がないですね(笑)。
恐らくいつもの試合よりも多くの方が視聴したり目にする試合になるので、「ビエルサのリーズが面白い」ともっと多くの方が認識してくれるような試合を期待しています。

予想

直近のリーグ戦5試合を比較してみると、
 ・サウサンプトン:LLLLD
    ・リーズ:WLWLL

リーグ戦7連敗の後に(監督交代でチームを立て直そうとしてはいるが)強豪チェルシーに対して引き分けたサウサンプトン。
一方で強豪アーセナルに4失点、トップハーフ(順位表10以上)を争うライバルウルブズに惜敗のリーズ。
チームの波はどちらかと言えばサウサンプトンの方が優位かもしれない。
加えて言えば、サウサンプトンは南野が加入後3試合で2得点。殊更チェルシー相手の得点はチームメイトの信頼を勝ち得るには十分だっただろう。

Home/Aeayでのデータ比較を見ると、Homeリーズのホーム勝率は36%(平均勝点1.27)、サウサンプトンのAway勝率は27%(平均勝点1.17)とリーズが優勢。

得点と失点を比較すると、ホームでのリーズの平均得点1.45/平均得点1.45であるのに対し、サウサンプトンのアウェイでの平均得点1.27/失点2.18となっている。

これだけのデータで見るとどっちもどっち。もう少し深くデータを見てみよう。

今季のリーズがクリーンシート(無失点)率は27%。一方のサウサンプトンは18%。
すなはち、どちらのチームも失点する可能性のが極めて高い。
じゃあ相互に得点するとして、何点ずつ取れそうか。何点失点しそうか・・・。

お互いのHomeとAwayでの得点可能性は以下の通り。
表の見方としては0.5点以上の得点を得る可能性、1.5点以上〜、見て欲しい。
*データはhttps://footystats.org/england/leeds-united-fc-vs-southampton-fc-h2h-statsより。

どちらも1点以上取れそうな気がしない・・・。

では同様に失点の側面はどうだろうか。

どちらも1失点する可能性は極めて高い。
また2失点する可能性も同じ。
ただデータ的にみると2.5失点以上=3点失点する可能性はサウサンプトンが倍のポイントになっている。
とデータから見る限りの競馬的予想は以下(当たらないので競馬的に予想・・・)

本命 : ◎ 1-1 リーズ勝利
対抗 : ○2-1 リーズ勝利
穴     : ▲3-2 リーズ勝利

結局リーズ勝利しか予想しないわけですが。

双方怪我人が多いチーム事情だが、どちらかと言えばサウサンプトンの方が怪我人も多く苦しい状況。
サウサンプトンは主力級を5人(ウォーカー=ピータース、ディアロ、ウォルコット、スモールボーン)。更には右MFのアームストロングも怪我の影響で微妙な模様。
ただ、ハーゼンヒュットル監督はアームストロングはエランド・ロードに行けると見込んでいるらしい。
一方のリーズは前節から引き続き、フィリップス、コッホ、ロドリゴの3人。

これら怪我人の穴埋めをするという意味ではサウサンプトンは攻撃面で鍵となるウォルコット、オバフェミの穴をなんとか南野で埋めて体裁を整えた状況だが、その南野が好調なので恐らくこの試合でも得点をする可能性があるだろう。

これらを踏まえてマッチアップを考えると、この試合の観戦ポイントがかなり面白く思えてくる。

観戦ポイント

恐らくお互いが取るフォーメーションはリーズはいつも通りの4-1-4-1。
サウサンプトンは4-4-2。
そう考えると大事になるのはまず中盤。
リーズ目線で見ると、前節でアンカーポジションで評価を高めたシャケルトンがサウサンプトンの中盤を仕切るウォードプラウズの面倒を見ることになるだろう。
残る中盤のキーマンロメウは守備的強度が売りのタイプなので、クリヒとの激しい戦いが見られるだろう。
ここから中盤は前節ウルヴズ戦と同様に激しい中盤の奪い合いになるだろうが、そこで双方にとって鍵になるのがローバーツ。
恐らくロバーツは前節同様にスタメンに名を連ねると予想しているが、サウサンプトンの中盤2枚が上記の通りシャクルトン、クリヒとのマッチアップを強いられると考えると、リーズの中盤に1枚余る選手が出てきそうだ。
それがタイラー・ロバーツ。恐らく今節もスタメンに名を連ねると思う。
リーズは1トップにバンフォードを配置するが、サウサンプトンのCBは2人でバンフォードを気にかけるはず。サイドは双方基本的に1対1を中心軸に展開されると考えるとやはり中盤のロバーツ(が出場したとして)がフワッと浮くことになる。

このロバーツ、または彼の代わりに入る選手がどう動くのかがポイントになる。
サウサンプトンからすれば、この「なんとなく数勘定に合わない選手」を出さないようにするかが重要で、そのためにはイングスとレドモンドのFW二人のいずれかがしっかりと下がってアンカー・シャケルトンとのマッチアップを担当できるかが重要になりそう。
策士ハーゼンヒュットルだけにその辺りの対応は十分だろう。

2点目には、南野のマークにつくであろうエイリングは運動量もスタミナも十分。南野はこのマーキングを振り切流には、エイリングとシャクルトンの間にできるギャップをしっかり突いてセンターバックを引き出せるかもポイント。
マンマーキングでしつこく追い回すリーズのDFを考えると、南野は縦方向ではなくてカットインするダイアゴナルな動きをどれだけ繰り返して、そこにボールが出てくるかが鍵になるのではないか。

南野がリーズの代名詞にもなりつつあるマンマーキングにどう対処するのか。
非常に楽しみですし、もし南野が得点を決めればそれに対して嫌味を言ったり、悔しがることもないのは確かでしょう。
なので南野には1点決めてもらう前提で考えた予想でした。

Match Prediction / Premier League Wolves vs Leeds United

Footballic Match Preview

Premier League 第25節 ウォルバーハンプトン vs リーズユナイテッド

リーズ贔屓の当サイトが、なるべく平たく試合を予想していきます。
データ、ここ最近の両チームの調子などを見ながら、当日の予想を展開します。

振り返り

前回の両者対戦は20/21シーズン第5節、10月20日のエランドロードでの対戦。
リーズはボール支配率68%、シュート本数14vs7、パス本数883本(成功率83%)と圧倒的に試合を支配しながらも、ヒメネスが放ったミドルシュートをフィリップスがクリアミスする形で失点し、そのまま0-1で敗戦した。

双方の順位は前節終了時点でリーズが11位(23試合/勝点32)、ウルヴズが12位(24試合/勝点30)と、双方にとってはリーグ終盤戦の入り口に当たる今節で共に中位からトップハーフ入りの足場を築きたい試合。
過去の11度のHead to Headでの対戦では6勝1分4敗でウルヴズがリードをしている。

トップから激しいプレスでショートカウンターを狙うリーズと、守備陣系をしっかりと整えてカウンターを狙うヌーノ・エスピリト・サント監督のウルヴズ。
曲者同士の拮抗した戦いが予想される。

予想

直近のリーグ戦5試合を比較してみると、
 ・ウルヴズ:DLLWD
    ・リーズ:WLWWL
とリーズが調子良く見える。

しかし、ウルヴズがあげた勝点3はリーズが前節惨敗したアーセナルに2-1で勝利していることからも、アーセナルを定規にして考えるとその守備力の強さは推して図るべきだ。

Home/Aeayでのデータ比較を見ると、Homeのウルヴズのホーム勝率は33%(平均勝点2.33)、リーズのAway勝率は50%(平均勝点4.17)とリーズが優勢。
得点と失点を比較してみるとウルヴズはホームでの平均得点1.17/平均得点1.17であるのに対し、リーズのアウェイでの平均得点4.17/失点2.0となっている。

怪我人の観点を見てみると、ウルヴズはヒメネスが欠場の見込み。
しかしルベン・ネヴェスやジョアン・モウチーニョの中盤組がが持ち前の攻撃力で直近3試合でゴールしていることからも、持ち前のカウンターの切れ味は鈍っているとは言えない。

リーズはクリヒ、フィリップスが欠場見込み。無理を押してクリヒの出場はあるかもしれないが、ロドリゴが戦列復帰を見込めるとなると、無理使いはしてこないかもしれない。
その場合前節同様に右サイドバックにシャクルトンを使い、中盤の底にストライク、中盤にダラスを入れて、中盤のもう1枚をロドリゴかロバーツで組んでくるのではないか。

この辺りの材料を踏まえて予想すると・・・

      2-1 でリーズの勝利!
と予想。

ロドリゴまたはロバーツの攻撃力をピッチ真ん中で活かせれば、ラフィーニャとハリソンのサイドを活かせることにもつながるので、攻撃力としてはUpが望まれる。
守備面ではモウチーニョとネベスの対応をダラスとストライクで分断できれば、試合は優位に進めることができるだろうが、あまりにも前に掛かりすぎるとネベスの正確なパスで一気に形勢を逆転される可能性が高い。

観戦ポイント

ほとんど前項で触れてしまったが、ウルヴズの注目ポイントはモウチーニョとネベス。特にカウンターに切り替わった時の両者のプレーの正確性には要注目。
カストロ、セメドの両ワイドも攻守にハードワークができるので3-4-3システムの中盤4枚の働きが注目ポイント。

リーズはスタメンによって取り得る策が変わってくるが、ロバーツかロドリゴが入ってくればスピーディーな攻撃を期待できる。
守備面においてのバランスをストライクと誰で取るのか、によっては上手く相手を嵌めてボールを奪い、ウルヴズ両ウィングの後ろのスペースを使ってセンターバックを引き摺り出してゴールに迫る機会も増えよう。
なのでリーズは中盤の構成をどう図ってくるのかが注目ポイント。

共に中盤が注目ポイントだけにそれぞれのマッチアップでどのようなことが起こるのか、その中盤をどのように掻い潜って双方のゴールに近づくのか。
そんな視点でみると、タイプの違う双方の試合がさらに面白く思えるのではないか。

Match Prediction / Premier League Arsenal vs Leeds United

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Premier League 第24節 アーセナル vs リーズユナイテッド

リーズ贔屓の当サイトが、なるべく平たく試合を予想していきます。
データ、ここ最近の両チームの調子などを見ながら、当日の予想を展開します。

振り返り

2021年2月7日の試合が終了した時点で、リーズが10位、アーセナルは11位。
紹介試合はアーセナルが23試合でリーズは22試合と1試合の差がある状態での対決となる。
前回対戦は2020年11月23日にリーズのホームエランド・ロード。
全般的にアーセナルがボールを支配し続けたが決め手に欠け、後半にアーセナル側に退場者が出て終盤にリーズが猛攻を仕掛けるも0-0のドローに終わった。

この試合の10ヶ月前、2020年1月7日にFAカップ3回戦で両者はあい見えているが、互いにアーセナル16本、リーズ18本のシュートを打ち合う殴り合いながらも、1-0でアーセナルが勝利している。
その試合後にアルテタ監督が発した言葉は「悪夢だ!彼ら(リーズ)は正に悪夢だ。」という言葉だった。

それを踏まえて前回対戦に話を戻すと、その際のシュート数はリーズ25本、アーセナル9本。
退場者が出てからの猛攻を差し引いたとしても、アルテタ監督にとっては悪夢が現実のものとして思い出されたのではないだろうか。

予想

直近のリーグ戦5試合を比較してみると、
 ・アーセナル:WWDLL
    ・リーズ:LWWLW
となっているが、アーセナルは今シーズン初めての連敗がここ2節となっている。
一方でリーズは連勝は2まで、連敗も2までと、良くも悪くも中位に位置して当然のシーズンフォームで推移してきている。
ここまでの戦いぶりから見ると、お互いが相似形を成してトップ10を争う位置にいるのは至極当然のように見える。

ただ一方で戦力と技術力で言えば、アーセナルの方が1枚上手なのは前節を見てもわかる。
前節はシュート数でリーズが圧倒したものの、ボールポゼッションはアーセナルが67%、リーズは33%と、相互の戦術の違いがポゼッションとシュート数に大きく表れているとも言える。

こうしてみると、アーセナルの方が先手を取るように思える。今シーズンを見る限りではアーセナルが1-0または2-0でホームの対戦で勝利を手にするように思える。

一方で気になるデータがある。
アーセナルのホームでのデータとリーズのアウェイでのデータを比べると、アーセナルのホームでの勝率/獲得勝点/得点平均/失点平均=38%/2.09/1.09/1.00である。
一方のリーズのアウェイでの勝率/獲得勝点/得点平均/失点平均=55%/4.00/2.00/2.00。
こうしてデータを揃えると、アーセナルのホームでの得点の少なさと同時に失点も1点はする。
一方のリーズは得点が2であると同時に失点も2はしてしまう状況。

と、ここまで見てくると、(アーセナルサポーターには申し訳ないが)アーセナルはアーセナルの伝統とも言える「ポゼッションは高いが決定力に欠ける」という状況に陥っていると見て取れる。
一方のリーズはアウェイでは気持ちいいぐらいに失点するときは失点する、という特性がある。
マンチェスターUに2-6で完敗したり、チェルシーに1-3、さらに遡ればクリスタルパレスに1-4・・・。

こう考えると、僕の予想は・・・1-1のドローまたは1-2でリーズ、かな。
どっちか決めろと言われるなら・・・1-1のドローかと。

 

観戦ポイント

アーセナルはこの試合でレノとダヴィド・ルイスが戦列に戻ると予想される(ルイスは起用されるかは微妙だが)。
またトーマス、ティアニーが復帰できるとなると、中盤の構成力は上がるので、ポゼッション重視でギリギリとリーズを押し込む展開が取れるのでしょう。
その意味ではトーマスとティアニーの回復状況が鍵。

リーズは中盤の鍵となるクリヒの調子が上がってきているのと、右サイドのラフィーニャがキレキレの状態で、ここをアーセナル守備陣がどう食い止めるのかが鍵になる。
その上で怪我人の影響で中盤に入っているダラスが持ち前の運動量とサポート力でどれだけボールを拾えるかも鍵でしょう。

恐らくは前節と同様にポゼションvs運動量の対局の試合になると思われるので、アーセナルの構成力とリーズの一瞬のキレでの打開、この対戦が観戦ポイントになると予想します。