20/21 Team Staff

2020~2021年シーズンのLeeds Unitedスタッフ紹介。
El Loco(変人)と称されるビエルサですが、その”Team Bielsa”も変わり者揃い。
スタッフを知ることでリーズを、ビエルサを見る目がさらに深まるはずです!

Owner

アンドレア・ラドリッツァーニ (Andrea Radirizzani)

Nationality:イタリア

2017年にリーズを買収したイタリア人投資家。
放映権ビジネスで財を成し、その財産は600億円を超えるという。
2017年着任後から自身でスタッフを呼び集め新たな風をリーズというチームに呼び込んだ。
ファンからの人気も高く本拠地エランド・ロードでは彼と写真を撮るサポーターも多い。
2020年末には財政難に喘ぐバレンシア(スペイン)の買収に関わるのでは、とも噂された。

Football Director

ヴィクトル・オルタ
(Victor Orta)

Nationality:スペイン

リーズのフットボール・ダイレクターを努める前はミドルスブラでチーフ・スカウトを勤めていた。
ミドルスブラ以前にはセビージャ(スペイン)の名ダイレクター・モンチの下でスカウンティング・メンバーとして働いていた。
モンチの下で鍛えられた選手を見極める力はリーズでもしっかりと発揮されており、限られた予算の中でバンフォード、ラフィーニャ、ジョレンテ、コッホと選手獲得力を発揮している。
ビエルサ招聘もオルタの功績と言われている。

Manager

マルセロ・ビエルサ
(Marcelo Bielsa)

Nationality:アルゼンチン

正に「鬼才」。
サッカーに賭ける情熱はこの人の上を行く者はいないと言われるほど、世界的にも尊敬を集める監督。
40年以上に渡る指導歴の中でタイトルは1990年のオールドボーイズでのアルゼンチンリーグ制覇と2004年アテネオリンピックでのアルゼンチン代表金メダルだが、独自の戦術を展開駆使し就任チームでは驚きを巻き起こしている。
マネジメントスタイルは選手から距離を置き、トレーニングの成果で選手の力量を見極めて起用する。
その中でのコンバートも厭わない。

アシスタント・コーチ

パブロ・キロガ
(Pablo Quiloga)

Nationality:アルゼンチン

ビエルサがチリ代表監督時代(2007-2011)に共通の知人を介して以来のコーチングスタッフ。
ビエルサと知り合った際には臨床医学を学んでいた。
ビデオ・リサーチを担いながらもフィジカルコーチとして選手の指導にあたる。

ビエルサ個人もキロガをパーソナルトレーナーとして頼っており、体重減や健康維持のアドバイスを請うているらしい。

アシスタント・コーチ

ディエゴ・レジェス
(Diego Reyes)

Nationality:チリ

キロガ同様にビエルサチリ代表監督時代からの”チーム・ビエルサ”中核スタッフ。
そもそもビエルサとの出会いは、2008年当時に博士号取得のために行っていた調査でビエルサにインタビューしたことからという変わり種。
当時ビエルサにインタビューしたのはフランスのユース育成にプログラムについて、だというからこれもまた興味深い。

ビエルサのためのビデオ編集も行っており。チリ代表、ビルバオ、マルセイユ、リールとビエルサが監督をするチームには必ず彼がいる。

アシスタント・コーチ

ディエゴ・フローレス
(Diego Flores)

Nationality:アルゼンチン

アイルランドで学び、マルセイユでビエルサと出会った
コーチングスタッフの中で最も若く(1981年生)英語も達者なことから、選手との直接的コミュニケーションをあまり行わないビエルサの意図を選手に伝える”兄貴分”存在。

前歴は不明だが、ビエルサのことなのでスポーツ関連の学問に精通していると思われるので継続で調査します。

ゴールキーパーコーチ

マルコス・アバド
(Marcos Abad)

Nationality:スペイン

チーム・ビエルサの中で唯一のリーズで初めてビエルサに仕えるコーチ。
プロ経験はないが、大学で運動生理学とスポーツの学士号を得た後、2009年にスペインのCDアルコヤノ(セグンダB)でGKコーチングを開始。
そこで認められ2010年から2017年までのエルチェでGKコーチを務めて以来オルタと行動を共にしている。
プロ経験はないものの、若くしてゴールマウスを守るメリエを育てるなど、その手腕は確か。

通訳

サリム・ラムラニ
(Salim Lamrani)

Nationality:フランス

ビエルサの耳であり口である通訳。
ビエルサにはリール時代から仕えている。
サッカーにも通訳にもバックグラウンドを持たず、むしろアメリカとキューバの関係を研究していたという、これまた学究肌。

通訳には本当に信頼できる人間しか置きたくない、というビエルサの信頼を勝ち得たマルチリンガルの通訳。