Match Prediction / Premier League Arsenal vs Leeds United

Footballic Match Preview

Premier League 第24節 アーセナル vs リーズユナイテッド

リーズ贔屓の当サイトが、なるべく平たく試合を予想していきます。
データ、ここ最近の両チームの調子などを見ながら、当日の予想を展開します。

振り返り

2021年2月7日の試合が終了した時点で、リーズが10位、アーセナルは11位。
紹介試合はアーセナルが23試合でリーズは22試合と1試合の差がある状態での対決となる。
前回対戦は2020年11月23日にリーズのホームエランド・ロード。
全般的にアーセナルがボールを支配し続けたが決め手に欠け、後半にアーセナル側に退場者が出て終盤にリーズが猛攻を仕掛けるも0-0のドローに終わった。

この試合の10ヶ月前、2020年1月7日にFAカップ3回戦で両者はあい見えているが、互いにアーセナル16本、リーズ18本のシュートを打ち合う殴り合いながらも、1-0でアーセナルが勝利している。
その試合後にアルテタ監督が発した言葉は「悪夢だ!彼ら(リーズ)は正に悪夢だ。」という言葉だった。

それを踏まえて前回対戦に話を戻すと、その際のシュート数はリーズ25本、アーセナル9本。
退場者が出てからの猛攻を差し引いたとしても、アルテタ監督にとっては悪夢が現実のものとして思い出されたのではないだろうか。

予想

直近のリーグ戦5試合を比較してみると、
 ・アーセナル:WWDLL
    ・リーズ:LWWLW
となっているが、アーセナルは今シーズン初めての連敗がここ2節となっている。
一方でリーズは連勝は2まで、連敗も2までと、良くも悪くも中位に位置して当然のシーズンフォームで推移してきている。
ここまでの戦いぶりから見ると、お互いが相似形を成してトップ10を争う位置にいるのは至極当然のように見える。

ただ一方で戦力と技術力で言えば、アーセナルの方が1枚上手なのは前節を見てもわかる。
前節はシュート数でリーズが圧倒したものの、ボールポゼッションはアーセナルが67%、リーズは33%と、相互の戦術の違いがポゼッションとシュート数に大きく表れているとも言える。

こうしてみると、アーセナルの方が先手を取るように思える。今シーズンを見る限りではアーセナルが1-0または2-0でホームの対戦で勝利を手にするように思える。

一方で気になるデータがある。
アーセナルのホームでのデータとリーズのアウェイでのデータを比べると、アーセナルのホームでの勝率/獲得勝点/得点平均/失点平均=38%/2.09/1.09/1.00である。
一方のリーズのアウェイでの勝率/獲得勝点/得点平均/失点平均=55%/4.00/2.00/2.00。
こうしてデータを揃えると、アーセナルのホームでの得点の少なさと同時に失点も1点はする。
一方のリーズは得点が2であると同時に失点も2はしてしまう状況。

と、ここまで見てくると、(アーセナルサポーターには申し訳ないが)アーセナルはアーセナルの伝統とも言える「ポゼッションは高いが決定力に欠ける」という状況に陥っていると見て取れる。
一方のリーズはアウェイでは気持ちいいぐらいに失点するときは失点する、という特性がある。
マンチェスターUに2-6で完敗したり、チェルシーに1-3、さらに遡ればクリスタルパレスに1-4・・・。

こう考えると、僕の予想は・・・1-1のドローまたは1-2でリーズ、かな。
どっちか決めろと言われるなら・・・1-1のドローかと。

 

観戦ポイント

アーセナルはこの試合でレノとダヴィド・ルイスが戦列に戻ると予想される(ルイスは起用されるかは微妙だが)。
またトーマス、ティアニーが復帰できるとなると、中盤の構成力は上がるので、ポゼッション重視でギリギリとリーズを押し込む展開が取れるのでしょう。
その意味ではトーマスとティアニーの回復状況が鍵。

リーズは中盤の鍵となるクリヒの調子が上がってきているのと、右サイドのラフィーニャがキレキレの状態で、ここをアーセナル守備陣がどう食い止めるのかが鍵になる。
その上で怪我人の影響で中盤に入っているダラスが持ち前の運動量とサポート力でどれだけボールを拾えるかも鍵でしょう。

恐らくは前節と同様にポゼションvs運動量の対局の試合になると思われるので、アーセナルの構成力とリーズの一瞬のキレでの打開、この対戦が観戦ポイントになると予想します。