Match Prediction / Premier West Ham United vs Leeds United

Footballic Match Preview

Premier League ウェストハムユナイテッドvsリーズユナイテッド

前節のウェストハム戦は「勝てる要素がない」と結果だけは当たったものの得点まで当たるには至らず。
簡単に当てられたら今頃大金持ちになる可能性があるわけで、当たらないからこそ面白いし、予測と実際の試合での差分を目にして、新たなサッカー観が得られると考えると、こういうことをやっているのは自分のためには無駄ではないかな。と思います。

前節から9日間あると余裕しゃくしゃくでいたらあっという間に試合当日。
かいつまんで予想します。

出張がリーズ贔屓の当サイトが、なるべく平たく試合を予想していきます。

データ、ここ最近の両チームの調子などを見ながら、当日の予想を展開します。

振り返り

前回の両者対戦は昨年末12月10日、エランドロードの試合。
リーズが圧倒的にポゼッションをするも、効果的な攻撃からウェストハムが2ゴールを決め1-2でウェストハムが勝利。
選手個々の技術力とプレミアでの経験値の差が出た試合でした

ウェストハムは年明け以降上位陣にこそ敗れていますが、中堅以降のチームには負けなしで現在7位。
一方のリーズは相変わらず出入りの激しい試合が続き、目標でもあるトップハーフ陥落の11位。
今節もトップハーフに向けた戦いとなります。

予想

直近のリーグ戦5試合を比較してみると、
 ・ウェストハム:WDWWL
    ・リーズ:WLLWL

ウェストハムの強みはトップハーフアンダーのチームからは確実に勝点を獲得できるしないところだろう。
前節も堅守の首位マンチェスター・シティと好ゲームを展開しながらもサイドを崩されて決勝点を奪われてしまいました。
とはいえ失点シーンでもしっかりとゴール前の人数は揃っていましたので、シュートに対しての寄せを早くということが90分継続出来ればかなり手強いです。
失点平均もリーグ戦で1.19、ホームでは1.15ということで、ホームでより手強い相手ということがわかります。

一方のリーズは大味な試合が多く、失点平均はリーグ戦で1.69、アウェイでは2.08。
得点はウェストハムのリーグ平均/ホーム平均は1.54/1.62、リーズは1.65/1.85。

前節のアストンヴィラ戦同様、両チームともに失点する可能性が高いのが今節と見ます。

データを見ていくと、ウェストハムの得点の60%は後半と偏っており、その内の半数は75分〜90分となっています。
一方のリーズは0-15分の得点が19%で、70%が後半となってこちらも偏っています。

失点に関してはウェストハムの失点の半数以上が61分以降となっており、リーズは半数近い43%が0-30分となっています。

これらから見ると、リーズが優勢に試合を運ぶには前半30分まで持ち堪えられ、かつ先制点を早い時間に取れることが条件になりそうです。
逆を言えば前半30分までの攻防がこの試合の趨勢を決することになるかもしれません。

で予想と言うと・・・

◎本命:2-2 ドロー
○対抗:2-1 ウェストハム勝利
▲大穴:1-2 リーズ勝利

いずれにせよ、追う形のゲームになるとリーズの迫力は増しますが、ウェストハムを逆転するまでは厳しいのではないかと思います。

観戦ポイント

リーズは最終ラインにジョレンテが戻ってきてからは守備がだいぶんと安定しました。
今節フィリップスが戻って来れれば、ジョレンテとフィリップス、自陣深いところからのビルドアップの起点がふたつできるようになりますので、攻撃へのトランジションでもかなりの安定が見込まれます。
しかしながら、フィリップスの怪我が完調なのか、と言う点については細かな情報がない上に、この週末のU23の試合に出てもいないため、この試合で出場させるのか、という点が攻守において大きなポイントになりそうです。

ウェストハムは相手なりに採用フォーメーションも変えて臨んできますが、不動なのはライスとソウチェクの2セントラルMFです。
攻撃において彼らがパスの起点になる、というよりは守備面でのクレバーさが光るコンビという印象です。
両者がバランスをとって中盤の左右をしっかりとカバーし合う形で中盤でのフィルターとして機能します。
最終ラインの構成が3枚であろうが4枚であろうがこの二人の組み合わせは盤石なので、いかにしてこの中盤のフィルターをかい潜れるかがポイントになりそうです。
攻撃面ではこの冬補強したリンガードが5試合3得点としっかり結果を残しており、持ち前の運動量で攻守両面で大きく貢献しています。
4-4-2の使い手として評されることが多いモイーズ監督ですが、ここ最近は3-5-2でしっかりと守って速攻で相手を陥れる堅守速攻型で結果を出しているだけに、この試合も守備からしっかりと入ったサッカーを展開するものと思われます。

ウェストハムのバイタルでライス、ソウチェクのポジションをずらすような動きをバンフォード、ロバーツが取れるのか。
そこにクリヒやラフィーニャが入ってボールを受けられるのか。
中盤の駆け引きが注目ポイントになりそうですが、リトリートの速いウェストハムだけに、守備を整える前にどれだけ早く展開ができるのか、という点も注目になりそうです。
その点では、リーズ側の視点ではフィリップスの出場可否と出来如何で流れが大きく変わりそうです。