Marcelo Bielsa Post Match Press Conference – Leeds United vs Southampton

3ゴールは両者のパフォーマンス以上の差

連敗を2で止めて、再びトップハーフの順位に上昇したリーズ。
怪我からの完全復活となったジョレンテ、大活躍が続くラフィーニャ、そして亡くなられたフィリップスの祖母ヴァルさんについて語ったビエルサの試合後記者会見です。
Leeds Liveのプレスカンファレンス記事を拙訳)

非常にタイトな前半でしたが、そのゲームを特に後半上手く運べた要因はなんですか?

後半はあっという間に得点することができて試合を始められた。3ゴールは両者のパフォーマンス以上の差になった。我々は我々がしたように、サウサンプトンが一瞬でも試合を支配しないように尽力しなくてはならなかった。例え我々の攻撃が相手の倍のチャンスを演出したようにうまく行ったとしても、試合自体はいつでも(状況が)変わるものなのだから。

今夜は非常に重要なクリーンシートでしたが、ディエゴ・ジョレンテの影響力はどの程度ありましたか?

我々は組織だった守備を行う。我々の攻撃陣は多くの仕事をこなすので、ディフェンダーがボールを回収するのを容易にしてくれる。ジョレンテはその一員であることを証明した。
今回のような試合では相手チームは異なるタイプのフォワードを使い、その多くは質の高い選手であり、彼の貢献というのは非常に有効だった。

ラフィーニャについて多くの事柄が言われていますが、上手い選手に対してあなたは何を教えるのでしょうか?彼に何か教えるべきことはありますか?

彼はアンバランスな選手と言えるだろう。非常に野心的で、とても競争力がある。一般的ではない複雑さを持っているのだが、彼は高いレベルで創造性があると同時にバランスを崩しかねない。私が彼にできること、というのは非常に少ないと思っている。自発的な選手に対して最善を尽くせるとしたならば、彼ららしくさせてあげる、ということだろう。

スチュアート・ダラスがカルヴィン・フィリップスの祖母への手向けとしてジャージを掲げましたが、その損失はチームにとってどの程度ショックなことでしか?

我々にとって、フィリップスは愛すべき選手だ。彼はリーズ・ユナイテッドの象徴だ。我々が昇格してから、カルヴィンのおばあちゃんの姿は公のものになったし、我々全員も彼女のことを気にかけるようになった。
あなたがいうように、カルヴィンにとっては愛する多くの理由をもった女性だった。彼女は、彼女のことを知らない人にとっても非常にカリスマ的で魅力的な人だった。
彼女が我々と一緒に居られないということは残念でならない。そしてもちろん、カルヴィンと彼のご家族にとってどれだけの損失を意味するのか、ということはもちろんのことだ。

ラフィーニャが非常に早く適応したことをお話になりました。能力のある選手が、性格や人格かつ謙虚にグループに溶け込むことはどれほど重要なことでしょうか?

リーズにいるグループは、人間性においては、本当に最高の経験(を提供してくれる人たち)だ。(リーズに)到着した全ての人は保護され、歓迎される。コーチング・スタッフも同様に扱われるし、我々も到着した時には同じように受け入れられ、歓迎された。選手自身の経歴とラフィーニャの人間的な側面から考えても、全ての事柄うまく溶け合ったと言える。