Footballic Match Preview
Premier League リーズユナイテッド vs サウサンプトン
リーズ贔屓の当サイトが、なるべく平たく試合を予想していきます。
データ、ここ最近の両チームの調子などを見ながら、当日の予想を展開します。
振り返り
前回の両者対戦は2012年10月まで遡らねばならないため、今回の対戦に参考になる直近の対戦はなし。
過去2回と同様に当たらない予想を今シーズンのデータをベースに展開していきます。
ちなみにこの試合はDAZNで中継されますが、リーズにとっては珍しく日本語コメンタリが付くでしょう。
大方の注目ポイントは前節チェルシーから得点を奪ったサウサンプトンの南野選手が、「16年ぶりに昇格したビエルサの」リーズから得点するか、でしょう。
「16年ぶりに昇格したビエルサの」という枕詞はもういいよ、とファンながら思いながらもこれが事実ですから仕方がないですね(笑)。
恐らくいつもの試合よりも多くの方が視聴したり目にする試合になるので、「ビエルサのリーズが面白い」ともっと多くの方が認識してくれるような試合を期待しています。
予想
直近のリーグ戦5試合を比較してみると、
・サウサンプトン:LLLLD
・リーズ:WLWLL
リーグ戦7連敗の後に(監督交代でチームを立て直そうとしてはいるが)強豪チェルシーに対して引き分けたサウサンプトン。
一方で強豪アーセナルに4失点、トップハーフ(順位表10以上)を争うライバルウルブズに惜敗のリーズ。
チームの波はどちらかと言えばサウサンプトンの方が優位かもしれない。
加えて言えば、サウサンプトンは南野が加入後3試合で2得点。殊更チェルシー相手の得点はチームメイトの信頼を勝ち得るには十分だっただろう。
Home/Aeayでのデータ比較を見ると、Homeリーズのホーム勝率は36%(平均勝点1.27)、サウサンプトンのAway勝率は27%(平均勝点1.17)とリーズが優勢。
得点と失点を比較すると、ホームでのリーズの平均得点1.45/平均得点1.45であるのに対し、サウサンプトンのアウェイでの平均得点1.27/失点2.18となっている。
これだけのデータで見るとどっちもどっち。もう少し深くデータを見てみよう。
今季のリーズがクリーンシート(無失点)率は27%。一方のサウサンプトンは18%。
すなはち、どちらのチームも失点する可能性のが極めて高い。
じゃあ相互に得点するとして、何点ずつ取れそうか。何点失点しそうか・・・。
お互いのHomeとAwayでの得点可能性は以下の通り。
表の見方としては0.5点以上の得点を得る可能性、1.5点以上〜、見て欲しい。
*データはhttps://footystats.org/england/leeds-united-fc-vs-southampton-fc-h2h-statsより。
どちらも1点以上取れそうな気がしない・・・。
では同様に失点の側面はどうだろうか。
どちらも1失点する可能性は極めて高い。
また2失点する可能性も同じ。
ただデータ的にみると2.5失点以上=3点失点する可能性はサウサンプトンが倍のポイントになっている。
とデータから見る限りの競馬的予想は以下(当たらないので競馬的に予想・・・)
本命 : ◎ 1-1 リーズ勝利
対抗 : ○2-1 リーズ勝利
穴 : ▲3-2 リーズ勝利
結局リーズ勝利しか予想しないわけですが。
双方怪我人が多いチーム事情だが、どちらかと言えばサウサンプトンの方が怪我人も多く苦しい状況。
サウサンプトンは主力級を5人(ウォーカー=ピータース、ディアロ、ウォルコット、スモールボーン)。更には右MFのアームストロングも怪我の影響で微妙な模様。
ただ、ハーゼンヒュットル監督はアームストロングはエランド・ロードに行けると見込んでいるらしい。
一方のリーズは前節から引き続き、フィリップス、コッホ、ロドリゴの3人。
これら怪我人の穴埋めをするという意味ではサウサンプトンは攻撃面で鍵となるウォルコット、オバフェミの穴をなんとか南野で埋めて体裁を整えた状況だが、その南野が好調なので恐らくこの試合でも得点をする可能性があるだろう。
これらを踏まえてマッチアップを考えると、この試合の観戦ポイントがかなり面白く思えてくる。
観戦ポイント
恐らくお互いが取るフォーメーションはリーズはいつも通りの4-1-4-1。
サウサンプトンは4-4-2。
そう考えると大事になるのはまず中盤。
リーズ目線で見ると、前節でアンカーポジションで評価を高めたシャケルトンがサウサンプトンの中盤を仕切るウォードプラウズの面倒を見ることになるだろう。
残る中盤のキーマンロメウは守備的強度が売りのタイプなので、クリヒとの激しい戦いが見られるだろう。
ここから中盤は前節ウルヴズ戦と同様に激しい中盤の奪い合いになるだろうが、そこで双方にとって鍵になるのがローバーツ。
恐らくロバーツは前節同様にスタメンに名を連ねると予想しているが、サウサンプトンの中盤2枚が上記の通りシャクルトン、クリヒとのマッチアップを強いられると考えると、リーズの中盤に1枚余る選手が出てきそうだ。
それがタイラー・ロバーツ。恐らく今節もスタメンに名を連ねると思う。
リーズは1トップにバンフォードを配置するが、サウサンプトンのCBは2人でバンフォードを気にかけるはず。サイドは双方基本的に1対1を中心軸に展開されると考えるとやはり中盤のロバーツ(が出場したとして)がフワッと浮くことになる。
このロバーツ、または彼の代わりに入る選手がどう動くのかがポイントになる。
サウサンプトンからすれば、この「なんとなく数勘定に合わない選手」を出さないようにするかが重要で、そのためにはイングスとレドモンドのFW二人のいずれかがしっかりと下がってアンカー・シャケルトンとのマッチアップを担当できるかが重要になりそう。
策士ハーゼンヒュットルだけにその辺りの対応は十分だろう。
2点目には、南野のマークにつくであろうエイリングは運動量もスタミナも十分。南野はこのマーキングを振り切流には、エイリングとシャクルトンの間にできるギャップをしっかり突いてセンターバックを引き出せるかもポイント。
マンマーキングでしつこく追い回すリーズのDFを考えると、南野は縦方向ではなくてカットインするダイアゴナルな動きをどれだけ繰り返して、そこにボールが出てくるかが鍵になるのではないか。
南野がリーズの代名詞にもなりつつあるマンマーキングにどう対処するのか。
非常に楽しみですし、もし南野が得点を決めればそれに対して嫌味を言ったり、悔しがることもないのは確かでしょう。
なので南野には1点決めてもらう前提で考えた予想でした。