Arsenal vs Leeds United – Marcelo Bielsa Post Match Press Conference

前半と後半で逆の展開になった、と試合を評したビエルサ

4失点後にも格上アーセナルに立ち向かい2-4という結果に終わったリーズユナイテッド。
フィリップスの不出場、クリヒの途中交代、プレミア初先発となったシャクルトンや初出場のハギンズをビエルサがどう評したのかも含めて、ビエルサ節満載のポストマッチカンファレンスとなりました。
Leeds Liveのプレスカンファレンス記事を拙訳)

前後半それぞれのパフォーマンスの違いをどのように説明しますか?

前半はアーセナル陣から自陣への攻撃を分断することができなかった。また我々がビルドアップしようとしても、我々はボールを相手人内にきれいに入れることができなかった。双方の監督にとっては驚きはない内容だった。アーセナルは私たちがどのようにプレスするかを知っていて、これに対処してきた。我々は彼らがどのようにプレッシャーをかけるかを認識していたが、我々はこれを解決することができなかったた。後半はこれと逆のことが起こったということだ。

また、クリヒが100パーセントの状況ではない状況でプレーしたことを言及しておかないとならない。彼のプレー自体は彼自身の気前の良い行為と言えるだろう。我々は前半を通してその状態に耐えなければならなかったということは、(我々が直面した)もう一つの困難でもあった。私は彼がこの試合を行うことができるように彼自身が払った犠牲をとても大切に感じている。

マテウシュ・クリヒの問題は何だったのでしょうか。また、カルビン・フィリップスの不在はあなたには大きな問題であると思いますが、いつ戻ってくると思いますか。

今日はパスカル(ストライク)がいい試合をしたと。フルバックとしてのシャクルトンの前半は、フルバックとして安全なものだった。センターバックとしてのエイリングは、世界的に見ても良い反応をしていた。もちろん、すべてのチームに欠場があり、フィリップスを頼りにできないことは不利だが、ゲームのバランスが崩れたのはこの問題ではない。

フィリップスが出場可能になるのはいつですか。また、マテウシュ・クリヒの問題点は何だったのでしょうか。

フィリップスの復帰は、彼の怪我からの回復状況次第。そしてクリヒは腰に少々問題を抱えていました。

ナイアル・ハギンズが本日デビューしました。彼がデビューするには難しい状況でしたが、彼は対応したと思いますか。そして彼はあなたに何をもたらしてくれると思いますか?

カルビン(フィリップス)、コッホ、ジョレンテ、ポベダ、(ロドリゴ)モレノの不在、我々はそれらを解決する準備ができています。私自身はパスカル(ストライク)、エイリング、シャクルトンは彼らの不在の状況をうまく解決したと思っている。

ナイアル(ハギンズ)のような若いプレーヤーにとって、4-0で負けているこのような状況で試合に出場し、試合自体を元に戻すという状況に参加するということは非常に困難で不公平だった。(しかし彼は)バランスの取れたゲームをしました。彼は輝かなかったが、同時に悪いプレーもなかった。

あなたは、(アーセナルの)プレスの回避に関しては後半に反対のことが起こったとおっしゃいました。ゲームを変えるために、あなたは何をより良くまたは違ったようにしましたか?

それは私が今説明したことだ。前半は(パスの)循環が途絶え、攻撃に流動性を与える条件で相手陣内にボールを入れることができなかった。前半はそれほど頻繁に状況を改善することはできなかった。前半はうまくいかなかったが、対戦相手はうまくいった。後半は相手よりも上手くやることがでた。

あなたが最後にここにいたとき(*2020年のFAカップ対戦時)、8,000人のリーズファンがいました。多くの試合を閉ざされた扉の下で行ってきた後、ファンやファンから得られるエネルギーがないために、一部のプレーヤーが空のスタジアムで良いプレーをするのか、それとも悪いプレーをしてしまうのか、に関して何らかの理論を見出しましたか?

ファンがいないので、それにプラスの結果があるとは考えられない。しかし、おそらくだが、いくつかのことがより良いかもしれないという結論を提供する分析もしくは統計はある。ファンがいないことは前向きな見方で評価できる。(ファンからの)プレッシャーが少なくなると、選手に対しての抑制が少なくなり大胆になることができる。まず第一に、これが本当かどうかはわからない。もしこれが本当なら、我々はまだここにいないファンと一緒に、もっと多くのものを失うと思う。

クリヒやダラスのような人物ではなく、守備的ミッドフィールダーとしてストライクを選んだ理由は何でしたか?

私にとって最も困難なのは、対戦相手の2人の守備的MFをどのようにして無力化してプレーをするか、だった。前半をよく見て欲しい。我々にとって最大のことの1つは、ジャカとセバージョスをコントロールできなかったことだ。(更には)彼らの前で、攻撃的なプレーヤーであるがウーデゴールがいた。

試合開始時点でクリヒもしくははダラスがウーデゴールと対峙するとした場合、ダラスもクリヒも守備的ミッドフィールダーではなく、またパスカル(ストライク)はこの(クリヒやダラスの)ポジションでプレーはできない。我々のチームでは、守備的ミッドフィールダーが3番目のディフェンダーだ。私たちのチームでは、2つのセンターバックと守備的ミッドフィールダーが最も守備をすることになっている。

クリヒまたはダラスが3番目に守備的な選手であると解釈した場合、我々にはさらに多くの問題が発生しただろう。我々が抱えていた最大の問題は、前半に2人のセンターバックと2人のセントラルミッドフィルダー間のパス循環を無力化できなかったことだ。

前半を評価しましたが、後半は同じ(状況)だったが(立場が)逆だった。

今日与えた失点に不満を感じていますか?それらは自ら招いたものでしたか、それとも回避可能でしたか?

前半はうまく守備ができず、ボールが(アーセナル陣内の)後ろから前に移動しすぎて、アーセナルにとってあまりにもきれいなプレーだったためうまく守れなかった。回避可能または回避不可能な失点以上のものだった。8番と34番の影響を止めていられたらもっとよく守っていたか?(それなら)うまく守っていただろうね。これを避けるためにチームを準備した。

明らかに、相手のマネージャーは、我々が上手く守るを達成するの回避するために、彼のチームをよく準備してきた。これは、マネージャーごとに目の前の状況を異なる方法で解決したためだ。前半は3-0で負け、後半は2-1で勝った。

特に後半の初めに4点目を失った時は、チームのムードに大きな打撃を与え、我々は4-0からの復帰を目指した。(その意味では)後半のプレーの仕方をとても大切に捉えている。我々は3つ目ののゴールを決めることができたかもしれない。もし私たちが3ゴール目を決めることができたなら、引き分けに持ち込めたか、というのは私にはわからない。アーセナルの勝利がフェアな結果だった。だが、我々には4-2で、4-3にするための2つまたは3つのオプションがあった。これが我々にゲームを引き分けにできるかもしれない、という希望を与えていたとは思う。

私はリーズの選手と一緒に仕事をするのが好きだ。私はリーズの理事やアカデミーといった組織が好きで、そしてまたチームのインフラやファーストチームの備品などの会長の支援を高く評価している。このチームは40,000〜50,000の絶対的なファンを収容してプレーすることが簡単にできるチームだ。これらすべてがリーズを魅力的なチームにしてる。そしてもちろん、それこそが世界で最高のリーグだと言えるだろう。